2009年 01月 03日
出産予定日は1月21日。 まだ生まれるまで3週間あるが、しっかり下がったお腹の中では既に出産の準備が始まっている。 時々、股関節をぐぐっと押し広げられるような感覚に見舞われる。 初めての経験だけれど、なんとなく、あぁ~早く生まれてきそうだなぁ、と思う。 年が明け、ぴかぴかの晴天となった今日、手作りのまっさらな布オムツや肌着を洗濯した。 背中にぽかぽかの日差しを浴びながら、竹を組んだ竿いっぱいに1枚1枚干していく。 とってもとっても小さな肌着、夏に実家で縫った手ぬぐいのオムツ。 いよいよだ、と気が引き締まる。 とにかく、元気で生まれてきて欲しい。 阿弓 #
by wazofamily
| 2009-01-03 20:54
| お産
2008年 12月 28日
助産師さん 「あなたも私もできることはないわ」 「そばにいてあげるだけでいいのよ」 出産の予定日が近づくにつれて 夫婦の気持ちは一つになっていくものだとおもっていたけど 逆に離れていくように感じる 食べものを節制し 柔軟体操をし 洗濯 食事といった家事をしっかりこなしながら 生まれてくる子どものために布おむつや洋服をミシンでつくり続けている 妻は夫をおいて一人着々と母になっていくんだなあ 俊蔵より #
by wazofamily
| 2008-12-28 20:49
| お産
2008年 12月 26日
今日 最後の阿弓の検診を受けに福岡県の病院に行ってきた 自然分娩をするうえで もしものときのために病院で緊急の対応をとってくれるのか 現在 母子共に健康であるかの2点を確認をとるために 僕の実家で子どもを産む手伝いを福岡の助産師さんにお願いしていて 今日 久しぶりに病院で再会し 3人でお医者さんと面会してきた 4ヶ月ぶりにエコーでみる我が子はしきりに動いて落ち着きがない様子 母子共に健康で子は順調に育っているとのこと そこで もしものとき病院に搬送したら しっかりと対応してくれるのかとお医者さんに確認をとると お医者さんは急に態度をかえた 「うちでは出産する妊婦のみを検診することになっている」 「検診を受けていない妊婦に何か起きても私たちは責任をもてない」 「万が一 母子に何かあった場合 搬送してきても医者がいなければ対応することが出来ない」 「そのとき母子に何かあった場合 責任の所在はどこにいくのか?」 「必ず責任をめぐって問題が起きる」 「そのとき 一番つらい思いをするのはこの人(阿弓)だ」 「緊急の対応を確実にしたいのなら病院の運営係りのものに問い合わせてくれ」 「私ではどうすることもできない」 母子の健康は確認とれたが もしものときの病院のバックアップは確実性のないまま病院をあとにした 自分たちで責任を背負って家で産むことをきめた僕らが もし子どもに何かあったときに お医者さんのせいにするだろうか 病院ではなく自然に産もうと決断し責任を負った時点で どんなことが起きても それは自分たちの責任だ 病院で産めばよかったと一生後悔するかもしれない けど 子どもの安全を十分考えての決断だった だから 何が起きてもお医者さんや助産師さんのせいにはしない 助産師さんを信じてるし 何かあって病院にかけこんだらお医者さんを信じる 人は皆 危険の中で生きている 生きていることが奇跡なことを忘れてる 生きていることが当たり前になってる 責任を背負わずに自分の不幸を他人のせいにする人がよほど多いのだろうか 子が阿弓のお腹の中に元気でいることが奇跡だ 有り難い この10ヶ月 周りから反対されながらも阿弓は 舟を8回ものっている 屋久島にいってからは毎日パンを焼き 畑を耕し 病院から処方された薬も飲まず 毎日食事を節制して子を元気に育てた 自分の責任で子を産むと決めた覚悟と希望の心がお腹の子を育てた 今 凛と初産に備え準備をしている阿弓の姿を見ていると すべての責任を背負ったあと自ら手に入れた安心感のようなものを感じる ところが お医者さんにもしものことばかり注意され 阿弓の心はどんな風に変化してしまったのか・・・ お医者さんはとうとう一度も 「大丈夫!きっと元気な子が産まれるよ!」 と励ましてはくれなかった その言葉だけで どれほどの安心と勇気が阿弓の心のなかに溢れたことか 万が一の責任の所在(マイナス要因)で本来の医者の使命(希望)を忘れている気がしてならない 人は肉体で生きてない 心で生きてる 不安をあおる事件で溢れかえる時代の中で 希望をもって歩いていくのに大事なことは自分に責任をもつことだと思う 責任を背負うことは重苦しいことではない 強く生きる源なんだ 冬の厳しい空を舞うサギ #
by wazofamily
| 2008-12-26 09:36
| お産
2008年 12月 18日
さっそく頂戴した廃材で本棚をつくった 完全ハンドメイドの高級廃材使用の本棚が完成した ゴミとなるはずだった廃材は 再び命が吹きこまれ和蔵の仲間入りをはたした 愛する本たちもやっとこさダンボールから脱出できて嬉しそうだ 人様に売るわけじゃないから多少斜めでも問題なし! むしろ その斜めなところがこの本棚の個性になって愛着が湧いてくる 手間をかけることでモノに愛情が生まれ モノを大切にする心が芽生える 自らモノを創りだすことは 人生を愛のある豊かな日々にするための大切な作業だと思ふ #
by wazofamily
| 2008-12-18 09:31
| ものづくり
2008年 12月 17日
今借りている家は内壁がなく屋久島名物の雨が家に入ってくるし 本棚などの棚類が何もなくモノが収納できなくて困っていた 風呂をわかす薪もない・・・ 大量の木材が絶対的に必要だった さあどうしようか? そこでまず生まれてきてしまう考えは どこで木材を買おうか? 長年の習慣を脱ぎはらうのはなかなか難しい 「欲しいものはお金をかけず自分で創る」が移住のテーマだけに 買うのは没 材木屋以外で島内のどこで手に入れよう? 屋久島のことを何も知らないのだからいくら考えても 答えなんかでるわけなかった そこで いま自分たちは廃材がほしいと 島の知り合いに伝えることにした するとどうだろう 何日後かに解体する家があるという情報が舞い込んできた そして その情報をくれた人が解体する家の主を紹介してくれた 向こうは解体を手伝ってくれるわけだから助かるし 自分は廃材がほしい お互いの希望がうまく重なったから事はお金を抜きにどんどん進んでいく そして お互いがありがとうの気持ちだからすぐに友達になっていく まずは瓦をはずす ↓ 屋根材をはがす ↓ 屋根がはずせたら次は壁 ↓ 車でひっぱりたおす ↓ お金をかけず結で解体完了! ↓ ゴミとなるはずだった廃材は次の役目を待つ この出来事で学んだことを3つ 「自分の思い(夢)はどんどん人に伝えること」 思いに共鳴してくれる人が必ずいてくれるんだなあ 「お金はありがとうの気持ちをつたえる道具」 都会でお金を良く使うのはモノをつくった人に直接お礼が出来ないから お金を払って感謝の気持ちを伝えていたんだなあ 「お金をかけずに夢が叶った充実感」 お金をかけずに夢が叶ったということは 言い換えれば 直接相手にお礼ができたってこと お互いの喜ぶ顔が見えると やさしい気持ちがひろがり それが次の人へと伝播していくんだなあ お金を支払って買ってきた木材でもし本棚を作ったなら 本棚が完成したぞ!という達成感しか味わえなかっただろう 人とのつながりによって出来上がった本棚をみていると 本棚ができた達成感よりももっと充実した思いが心を満たす 失敗や成功なんてきっとたいした問題じゃない 自分の思いを実行している過程が一番面白くて大切だ 今を充実させて生きる それが未来をつくるのだから 俊蔵より #
by wazofamily
| 2008-12-17 09:23
| 家づくり
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アバウト
プロフィール
屋久島でパーマカルチャーをベースに自然と調和した農的暮らしを実践できるフィールドづくりをしています。また、魅力を伝えるガイドと写真を撮り続けています。
ホームページ http://aperuy.com ガイドブログ http://tabibifoto.exblog.jp/ 検索
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