心葉 kokoloha

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2011年 03月 29日

快適さの代償

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インドのラダックの村を歩いていると、ポカポカ陽気をさえぎる軒の下でおじいちゃんが2人、おしゃべりをしながらトンカチでトントン何かを叩いていた。覗き込むと叩いているものは曲がったクギだった。


「クギを叩いて何に使うんですか。」

「ははは。もちろん、またクギとして使うんだよ。」


僕らも今、廃材に刺さっていた釘をまっすぐに直しながら工房を建てている。もちろん皆からは、そんな手間のかかることやらなくたって、クギなんか安く売ってるんだから、買ったほう方が速いと言われる。


目先の速さと楽さだけを直視すれば確かにそうだ。けど、その分現金が必要になってくる。クギ代ぐらいなら・・・という価値観を一度持ってしまうと、クギだけで済まないのが人の性。野菜も育てるより買ったほうがいい。薪割りするより灯油を買ったほうがいい。服がやぶけて縫うぐらいなら買ってしまおう・・・となっていく。そして、いつの間にかお金がないと生きていけないライフスタイルになっていく。そして、その影では頭を使わない、工夫をしない脳みそが着々とできあがっていく。都会で育った僕は完全にその脳みそを成熟させながら大人になってしまった・・・


そして、もう一つの悲劇は、速くて楽なものを選べば選ぶほど、自分の暮らしがより忙しく苦しくなってくるという現実だ。お金という万能道具を使えば使うほど、その道具を手に入れるために人はますます働かなければならない。都会の人が今求めているものは、癒しとゆるやかな時間、そして、安全な食べ物が得られる環境のように思う。毎日、朝から晩までキリキリに働くことを求める人はごくわずかだと思う。


でもやっぱり、働かないと・・・お金を稼がないと・・・


その、価値観を脱しないかぎり、昼間にのんきに曲がったクギをおしゃべりしながらゆったりとなおす時間はやってこない。本当のゆったりとした時間はやってこない。


僕らは、速さと楽さを求めすぎるあまり、静かなゆったりとした時間を手放してしまったのかもしれない。


ラダックで出会ったおじいちゃんのような時間を僕は過ごしていきたいから、今日も錆付いた曲がった釘を、たっぷり時間を使ってなおしていこうと思う。 俊蔵より
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by wazofamily | 2011-03-29 22:10 | ものづくり
2011年 03月 25日

ノジ板貼り完成!

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今日ようやくノジ板貼りが終わった。屋根材も廃材を予定していたのだけど、この屋根の面積を覆えるほどの屋根材はないことが判明・・・今の材じゃ半分ぐらいしか貼れない・・・

ついに100%廃材建築を断念することにしました・・・無念。悔しい・・・

でも、廃材が出てくるまで待っている時間は今はないので、昨日、ガルバという屋根材を注文した。早ければ28日には届くようなので、一気に屋根をふく予定だ。

屋根の上からは海と山が一望でき、最高の眺めだ。写真は今ウチに泊まっているナッチャンと。 俊蔵より
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by wazofamily | 2011-03-25 22:09 | 家づくり
2011年 03月 20日

工房づくり再開

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しばらく留まっていた工房づくりを再開した。今日はノジ板貼り。

震災による放射能漏れの脅威により今、友人家族がウチに滞在している。今のところその他2家族がやって来る可能性があるので、急ピッチで作業を進めて、一時的に寝泊りできるように準備しようと思う。  俊蔵より
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by wazofamily | 2011-03-20 22:08 | 家づくり
2011年 03月 20日

日本自然写真アップ

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2月に行ってきた日本各地の写真をアップしました。自然の恐怖で日本が震撼している今、僕にできることは自然が僕らに元気と希望を与えてくれるという一面を伝えていくことだと思っています。 
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by wazofamily | 2011-03-20 22:07 | お知らせ
2011年 03月 16日

必要なもの

今、被災地以外の地域で食料や燃料が買占めされているらしい。我が家にはテレビがないため常に震災のニュースを見ているわけではないし、スーパーへ行って品薄、という感じはしなかったのでさほど実感はなかった。けれど、パン用の粉を買うため、インターネットでいつものサイトを開いてみてびっくり。ほとんどの商品に『売り切れ』の文字が。

今の自分たちの生活で「パンが絶対必要」なものではない。それに、パンに限らず食料を買い足さなくても、今家にあるもので十分食べていける。畑の野菜もある。野草だってそこら中にある。

必要としている人たちのところへ、必要なものがちゃんと届くように。

改めて、自分たちの生活を見直そう。
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阿弓より
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by wazofamily | 2011-03-16 22:05 | 自然に生きる
2011年 03月 08日

お日様の香り

先日、収穫して加工した切り干し大根が出来上がった。
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上が屋久島でよく作られている切干大根(もっと太い方がいいらしい)。下が実家にいる頃から食べていた形の切り干し大根。干し葉は煎じて腰湯にすると冷えや腰痛に効くらしいので作ってみた。

大根って干してみるととてもいい香りがする。お日様の光を体いっぱいに吸収した香り。かいでいるだけでなんとも言えない幸せ感に包まれる。

保存として干したけれど、屋久島は湿気がすごくて何でもかんでもカビてしまうので冷凍庫で保存。大根の収穫が終わってなくなった頃に食べてみよう。

そして、粕漬け用の大根。塩をすり込んで樽に漬けること4日。上までしっかり水があがってきていたので、今度は乾くまで日陰干し。1日では乾かなかったのでもう1日、と思っていたら、その夜突然の大雨に・・・。冷蔵庫に入れるスペースもないので、とりあえず軒下に非難してなんとか乾いた感じ。
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これをおばあちゃんに言われたとおり、大根→砂糖→酒粕の順に樽に詰めていく。
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酒粕は、広島の酒蔵で働いている弟から去年大量にもらったものを使った。初めての粕漬け作り。ここ数日は寒波が戻ってきて寒いから常温で置いておいても大丈夫だが、問題はこれから。カビさせないように保存できるだろうか・・・。おばあちゃんに再度電話して漬けた後の管理を聞いてみなくては。

阿弓より
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by wazofamily | 2011-03-08 22:01 | 食べる
2011年 03月 06日

恒例行事

今年も味噌作りの季節がやってきた。去年作った味噌が1年経ち熟成が進んで益々美味しくなってきている。去年同様、今年もけいちゃんちで作ることになり、けいちゃんの呼びかけで今年は6人で作ることになった。

まずは一晩水に浸けた大豆をみんなが持ち寄った圧力鍋をフル稼働させて柔らかくなるまで煮ていく。その間、瓶や道具を煮沸消毒していく。
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煮えた大豆をぱくぱくつまむ、いっちと洸平。
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大豆が全て煮終わったところでお腹がすいたので、みんなが持ち寄ったお弁当を囲んでのランチタイム。美味しい料理に話が弾む。ふと味噌作りの紙を読み返すと、「大豆が熱いうちにつぶす」と書いてある。

「こんなのんびり食べてる場合じゃないじゃーん!」

と慌てて作業再開(笑) ミンサーで大豆をつぶしていく。今年初参加の美女3人。写真左のいなほちゃんは屋久島の南部の湯泊から。真ん中のテルさんは北部の志戸子から。右のさゆみちゃんは東部の船行から。島のあちこちから友人が集まった。大豆をつぶしている横で、去年も一緒に作ったなっちゃんが塩と麹を併せていく。子どもたちもお手伝い。
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そして、つぶした大豆と塩麹を混ぜ合わせる。6家族分の量なので、1人で混ぜるのは一苦労。2人がかりでリズムよく混ぜ合わせていく。その間に、いなほちゃんは味噌を詰めるみんなの瓶を焼酎で消毒する。部屋中に焼酎のいい香りが漂い、夜の宴へ気がはやる。
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作っている間に友達のゆうき君とさとこちゃんが。麻雀しようと広げたら、DVD鑑賞に飽きた子どもたちが眼を輝かせて集まり、牌(パイ)が電車に早代わり。「新しい遊び方だね~」と頭をかくゆうき君(笑)2人が子どもたちと遊んでくれている間に味噌作りは順調に進んでいく。
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最後の工程。混ぜ合わせたら野球ボールくらいの味噌玉を作り、空気が入らないように瓶に投げつけていく。テルさんとさゆみちゃんはお試しなので1キロ分を小さな保存瓶へ。間口が小さいので、小さな味噌玉を「ほっ!」と言いながら上手に投げ込んでいく。
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仕上げに、表面に塩を振ってラップをして重石をして完成!表面に古い味噌を塗るとカビ防止になると書いてあったので、試しに去年の味噌を塗り、瓶に詰めた味噌の半分の重さの重石ということで去年の味噌を3キロ上に乗せる。
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梅雨の前後に下から混ぜて更に熟成させ、夏が終わる頃には食べることが出来る。今年は麦麹のみにしたので、また去年とは違った味になりそう。出来上がりが待ち遠しい。

女性が5人もいると本当に賑やかで、楽しい話をしながらあっという間に作業が進んでいく。その風景を見ながら、おばあちゃんになってもこうしてみんなで集まってわいわい味噌作りがしたいなぁ~と思った。そのうち、子どもたちも大きくなってもっと増えて賑やかになるのだろう。そんなのがずっとずっと続いていくといいな。

阿弓より
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by wazofamily | 2011-03-06 21:53 | 食べる
2011年 03月 05日

日本模様

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庭師の親方に弟子入りしたときから頭には日本の手ぬぐいをまいて木々と接してきた。今も山に入るときは必ずまいている。

東京渋谷で水中カメラの改造部品を探しに歩いていると、番傘を飾ったお店が眼に入った。そこにはたくさんの美しい手ぬぐいが。

左からまずは、蜻蛉(とんぼ)。古くはトンボは勝虫(かちむし)と呼ばれ、特に武士の間では好んで武具などの柄に使われてきた。また、浴衣や絣(かすり)などの模様としても現在に至るまで数多く見かける。

真ん中は、笹舟。昔から笹は笛にしたり、舟を作ったりと子どもの遊び道具だった。僕も小さい頃は笹舟を川に流して速さを競ったり、追いかけて川の渕ふちを一緒に走った。子ども心を思い出させてくれる柄。

右は、矢絣文様。弓矢の矢の羽根を図案化したもので、古くからある日本の古典的な模様の代表的な柄。御殿女中の着物の模様に多く見られる。

どれもシンプルで美しいと僕は思う。日本の先祖が愛した柄を身にまとい今年も自然にドドンと飛び込んでいきたいな。そして、日本の自然の魅力を少しでも多くの人と共感できたらいいなあ。  俊蔵より
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by wazofamily | 2011-03-05 21:49 | 自然に生きる
2011年 03月 04日

救世主あらわる!

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旅前はばたばたとしていてアップできなかったのだが、僕が旅にでるまで、昔の仕事場の仲間が秋田からパン工房建設を助けにかけつけてくれた。お陰で屋根の垂木打ちまで完成した。洸平の面倒もよく見てくれて本当に助かったよ。ずいぶん遅くなってしまったけど、ありがとう内藤ちゃん! 俊蔵より
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by wazofamily | 2011-03-04 21:47 | 家づくり
2011年 03月 04日

屋久島ガイド再開!

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昨日の夜、無事屋久島に戻ってきました。明日よりガイド業再開です。今回、八ヶ岳、南アルプスの雪山を縦走し、海は大瀬と井田で潜ってきました。色んなアイデアと多くの人からガイドのスピリットをもらい貴重な時間を過ごすことが出来ました。


久しぶり会う洸平は見違えるほどしゃべれるようになっていてびっくり。この成長率並みに僕も明日からのガイドでは、屋久島に来てくれた旅人さんに今回貰った多くの感動を還元していきたいと思っています。  俊蔵より
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by wazofamily | 2011-03-04 21:46 | お知らせ