
昨日まで、3泊4日で姉家族が遊びに来ていた。姉の子どもは、4歳・2歳・0歳の男の子たち。
洸平はこの日を心待ちにしていた。
会ってすぐは、姉の子どもたちの勢いに圧倒されて、自分の家なのに(笑)隠れて出てこない洸平。
でも、しばらくしたら打ち解けて、全力で遊び始めた。
寝食を共にするからだろうか。いとこだからか。
何か不思議な調和がそこにはある気がする。
自分の子どもの頃、いとこに会えるのは年2回、お盆とお正月だけだった。いとこ6人がばあちゃんちに集まり、一緒にご飯を食べ、一緒に遊び、一緒に寝る。その時間がとても嬉しくて、いつもこの時期が待ち遠しかった。
あまりにも楽しすぎて、いとこがフェリーで帰る時、お互い泣きながら、フェリーが見えなくなるまで大声で「ばいばーい」と手を振っていた。そして、その日家に帰った時のあのガランとした淋しさを今でも覚えている。
昨日、飛行機で姉家族が帰るとき、洸平はいつまでも泣いていた。
家に帰ってからも「淋しい」と泣き続けた。
会いたい
楽しい
淋しい
心から全力で湧き出るこの感情。もしかしたら、洸平は初めて経験したかもしれない。
たくさん泣いた後、
「ぼくもー泣かないよ」
と言った。
その顔が、凛々しくて少し成長したように感じた。
今朝、「てっちゃんとそうちゃんの夢を見た」そうだ。
きっと次会う時は、お互いもっと成長して、もっと楽しい時間を過ごすだろう。
私もその日が待ち遠しい。
たなかあゆみ