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心葉 kokoloha

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2010年 11月 29日

眠れぬ夜

9月から毎月鼻風邪をひいては顔を真っ赤にして吐きそうになるほどの咳をしていた洸平。今月の初め、さすがにひどかったため病院で診てもらうと、小児ぜんそくと診断された。

ぜんそくについて全く知識のなかった私は、アレルギーと聞いてショックだった。なぜ洸平が・・・?何が悪かったのだろう・・・と自分の産前産後、これまでの子育てを振り返りながら、ぜんそくについて勉強する日々が始まった。

「まずは風邪をひかせないこと」と病院で言われたけれど、寒くなって空気も乾燥しているこの季節。どうやって風邪をひかさないようにできるのだろうか・・・、元気だと思っていたら突然鼻水をたらし、次の日にはむせ返るほどの咳が出て苦しそうな日が続く。でもだからと言って、家でじっとしていたら治るというわけじゃない。走り回って遊んでいる方が気が紛れて風邪も吹き飛ぶかもしれない。

そう思い、先週の土曜日、友達とその子どもたちと一緒に夕飯を食べることに。同級生と遊べるのが嬉しくて大興奮で走り回る洸平。あまりに興奮しすぎたからか、眠りに付いたかと思ったら突然激しく咳き込み大泣きしながら布団でばたばた暴れだした。抱っこしても体を仰け反らせて暴れてしまい、どうしていいか分からない。呼吸困難になり、ほとんど息が吸えていなかった。

私までパニックになりそうだったけれど、看護師の友人が背中をさすってくれて、徐々に呼吸がスムーズになりうとうとし始めたので、そのまま家に帰って寝かしつけることにした。夜中2時頃、再び呼吸困難になったけれど、今度はさっきよりは早く落ち着いて、その後は何度か起きるものの、抱き寄せて背中をさするとすぐに眠りに付いた。でも、静かになると逆に心配になり、何度も洸平の様子を確認しながら長い夜が明けた。

朝。何事もなかったかのようにいつも通り「ちゅいた(お腹がすいた)」と言って目覚め、変わらぬ1日を過ごした。

病気を甘くみてはいけないと痛感した。病院や薬の力を必要としないとどうにもならない時がある。その万が一に備えることも親の役目なのだと。

でもそれに頼りすぎてもいけない。病気は日々の暮らしによって引き起こされる。一日一日の食事や生活リズムが私たちの体をつくっているのだから。

万が一に備えながらも、日々、自然に寄り添った暮らしの中で生きる力を育んでいこう。洸平がその大切さを教えてくれている。
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阿弓より

by wazofamily | 2010-11-29 21:50 | 家族


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