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心葉 kokoloha

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2009年 06月 17日

愛するスイカの行方

EM菌をつかったボカシ(堆肥)を入れた畑と不耕起の畑で
野菜の生長の違いが明らかになってきた
スイカやトマトの実の大きさは ボカシをいれた畑の方が断然大きくなっている
EM菌恐るべしだ
不耕起の畑のトマトも小さいながらもしっかり実をつけているので
これからどう生長するのか 継続して観察を続けていこう
一年目の不耕起の畑から収穫を期待してはいけないみたいだし・・・
土はじっくり年月をかけて育っていく
土をはじめ土の微生物たちを考慮せず 自分たちの食べものの確保だけしか考えないのなら
大地に農薬をまき必要以上の化学肥料をまくことになるだろう
その代償が我が身にふりかかるとわかるまで・・・
人と大地がいっしょになって お互いのペースを考慮して
じっくりと日々を重ねていく暮らしを大切にしていきたい
愛するスイカの行方_f0258061_20225482.jpg

野菜作りで一番育ててみたかったものの一つが スイカ
縁側で足をぷらぷらさせながら
種を庭にとばしながら
風鈴の音を聞きながら
夏を涼しげに過ごすのがささやかな夢のひとつ
今年は そんな夏をすごそう
今年買ったきたスイカの苗は そんな僕らの期待に応えるかのようにグングン生長し
たくさんの実をつけだした
上の写真のスイカは一番大きく実ったスイカだ
何者かにひっかかれたあとがあるものの たくましく生長していた
この調子でいけば 嬉しいサイズになりそうだ!
しかし・・・先日 朝起きてスイカに会いに行くと
茎が何者かに食いちぎられ 無残にも命が絶たれていた・・・
トホホ・・・僕の夢が・・・
あまりのショックで無気力になってしまいそうだったが
ちぎれた茎の手前から枝分かれしている違う茎には まだ小さな実がなっている
愛するスイカの行方_f0258061_20243650.jpg

日本のご先祖様たちはタネを必ず3粒ずつ蒔いていた
一粒は自分たちのために
一粒は未来のために
そして一粒は身のまわりにいる生きものたちに 

実ったもの全てを収穫したいと思うは人の業だと思ってたが
昔の日本を生きた人々はちがった
自分たちだけよければいいのではなく
子孫である僕らのことを大切に思い 種を残してくれた
そして まわりの生きもののお陰で生かされていると そのもの達のためにも種をまいてくれた 
だから 今 僕らは生きている 生かされている
「喜んで愛するスイカちゃんを捧げよう!」
「大丈夫 まだたくさん実があるじゃないか!」
未来の僕らを思い 種をまいてくれたご先祖様の心がとても素敵だと思うから
僕らも同じような思いで命を育てていこう
俊蔵より

by wazofamily | 2009-06-17 20:17 | 農園


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