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心葉 kokoloha

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2010年 02月 14日

森の恵みを持続可能で頂く

シイタケを栽培するために2週間ほどまえにスダジイを伐採していた。

この2週間で木の中の水分を抜くためだ。ところが、一昨日飲んだ亀ちゃんがホダ木(シイタケを作るための木、スダジイのこと)にするためにしばらくねかすのは、木に潜むシイタケの菌の繁殖を邪魔する菌を殺すためだと教えてくれた。フムフム・・・宴はやっぱり大事な情報が手に入る。これからもモリモリ飲もう。

今日、伐採場所に行くと葉は十分蒸散して疲れはて、茶色がかった色に変色していて、もはや葉の機能は失われている感じ。早速、1mのサイズのホダ木を作るべく、伐採したスダジイをチェンソーで細切れにしていく。
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細切れにしたあとは、ドリルで穴をあけ、シイタケの菌がぎっしり染み込んだ以下の写真のような木でできた栓をホダ木に打ち込んでいく。
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岩手の葛巻で友人キムや子どもたちと打ったときは、収穫までに2年かかるといわれていたが、屋久島ではうまくいけば、今年の秋には収穫できるという。今年の夏の疲労はシイタケ祭で癒せそうだ。この心葉を見た方は、シイタケ祭クーポン券を贈呈しますので、秋の和蔵園に是非お越しくださいませ!

秋に皆で集いましょう!!!

春が来る前に秋が楽しみでならないなんて幸せですね。
森の恵みを持続可能で頂く_f0258061_21394.jpg

ホダ木のために伐採したスダジイはしっかり「ひこばえ」という根元からでてる小さな枝を残すことで、またこの場所で大きく生長していく。この切り株の年輪を数えたら22~5年だったから、洸平が成人して酒を飲むようになったら、あそこにいいツマミのもとになるスダジイがあるぞと教えてあげよう。そのころ僕はすっかり頭もはげあがってる年ごろだが、「オヤジ!いっしょにシイタケ作って一杯やろうぜ」なんて言われたら最高に幸せなんだろうと思う。そのためにも、この世界遺産に登録されていない里の森も大切に後世に繋げていきたいな。  俊蔵より

by wazofamily | 2010-02-14 20:50 | 自然に生きる


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