「屋久島は月のうち、35日は雨・・・」
林芙美子さんの『浮雲』に出てくる、屋久島を象徴する一文。
しかし、3~4月の木の芽流しの時期を過ぎ、
4月後半から昨日まで全くと言っていいほど雨が降らなかった。
お陰で、畑はからっから。
よほどのことがない限り潅水をしない自然農だけど、
この時期に定植した作物にとっては致命的。
作物よりも勢いよく生える周りの草を刈っては敷き、刈っては敷き
それでも土が干上がる程。
さすがに、定植したサツマイモやネギには潅水することに・・・
そんな日が続いたが、ようやく昨日の夕方、スコールのような雨が降った。
思わず、外へ出て浴びたくなるほど、嬉しかった。
雨は今朝もぱらぱらと降り続き、気温もぐっと下がって草刈にはもってこいの陽気に。
テキパキと洗濯を終わらせ、洸平が寝ている合間を縫って畑に出た。
残っているエダマメやインゲンも植えようと土をはがすと・・・
あんなに降ったのに、ほとんど土は濡れていない。
一瞬の雨では、連日の日照りには適わなかったようだ。
それでも、いくらか恵みの雨にはなったのだろう。
定植したサツマイモが少し頭を持ち上げていた。
もう少しで、晴れる日がないくらい雨が続く梅雨の時期に入る。
きっと、太陽が恋しくなる日が来るのだろう。
自然に左右される生活もいいもんだ。